今月の調査マン
東京商工リサーチ 情報本部情報部課長 後藤賢治
横浜支店調査部、同支店情報部を経て現職

 2020年10月の全国企業倒産は624件(前年同月比20.0%減)となり、50年間で2番目の低水準だった。倒産が異常な低水準をたどるのは、国や金融機関の手厚い支援策が効いているからだ。

 ところが、倒産全体が減る一方で、後継者不在が理由の倒産は拡大している。こうした「後継者難」倒産は1~10月の累計で301件(前年同期比47.5%増)に急増。既に年間最多だった15年の279件を上回り、記録更新中である。

(写真:PIXTA)

 301件の後継者難倒産の原因は、最多が「社長死亡」で131件(構成比43.5%)。次いで、「体調不良」が105件(同34.8%)と経営者の高齢化による健康問題が8割を占める。

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