愛知県豊橋市で創業し、畳の製造・販売を手掛けてきたまごころ畳。創業から10年足らずで東海から関東地方まで幅広い販売網を構築したが、コロナ禍で対面営業が難しくなり、一気に暗転した。

愛知県豊橋市にあるまごころ畳本社
愛知県豊橋市にあるまごころ畳本社

 8月30日、畳の製造や販売を手掛けるまごころ畳(愛知県豊橋市)は、名古屋地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、9月13日に手続きの開始決定を受けた。負債額は約12億円。

 まごころ畳は東海から関東まで、支店や営業所、工場など約10の拠点を持っていた。営業エリアは1都11県を数える。中小零細の多い畳業界においては大手といえる存在だった。同社のホームページには「年間実績10万帖以上」「直営店舗数全国トップレベル」といった文言が並ぶ。まごころ畳の破綻は取引先にも想定外の出来事だったようで、複数の取引先が「何の兆候もなく、寝耳に水だった」と明かしている。

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