今、藤井聡太二冠(18)の活躍を中心に空前の将棋ブームが到来している。タイトル戦の結果がスポーツ紙の一面を飾り、ワイドショーで棋士が対局中に食べる「将棋めし」が話題になるなど、これまでにない盛り上がりを見せている。そんな将棋をこよなく愛する経営者は少なくない。一体、将棋の何が経営者の心をつかんでいるのか。将棋とビジネスにはどんな共通点があるのか。それらを探っていく。

(写真/PIXTA)
(写真/PIXTA)
<全体の目次>
・サイバー藤田晋社長、投了寸前の棋士の「絶望」から学ぶ
・レオス藤野社長、将棋で自分都合の思考習慣から脱却する
・佐藤康光連盟会長・中川アマ名人が語る、将棋と仕事の共通点


INTERVIEW 2
将棋で自分都合の思考習慣から脱却する

<span class="fontBold">レオス・キャピタルワークス<br> 会長兼社長<br> <span class="fontSizeL">藤野英人</span><br></span> ふじの・ひでと<br> 1966年富山県生まれ。早稲田大学法学部卒。大手資産運用会社でファンドマネージャーを務め、2003年レオス・キャピタルワークスを創業。中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネージャーとして豊富なキャリアを持つ
レオス・キャピタルワークス
会長兼社長
藤野英人
ふじの・ひでと
1966年富山県生まれ。早稲田大学法学部卒。大手資産運用会社でファンドマネージャーを務め、2003年レオス・キャピタルワークスを創業。中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネージャーとして豊富なキャリアを持つ

 サイバーエージェントの藤田社長のように、将棋とビジネスに共通点を見つける経営者は少なくない。「ひふみプラス」や「ひふみ投信」を運用する資産運用会社レオス・キャピタルワークスの藤野英人社長もその1人だ。

将棋を指すときの考え方は、ビジネスに生かせますか。

藤野:藤井二冠の活躍で将棋を始める子供が増えていますが、たとえプロ棋士になれなくても、将棋を学ぶことで論理的思考や勝負勘が身につくと考える親は多い。当然ですが、これらの力はビジネスでもプラスに働きます。個人的には将棋人口が増えれば、日本の国力も上がると考えています。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2076文字 / 全文2658文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「日経トップリーダー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。