
Q.タピオカブームの終焉(しゅうえん)、コロナ禍の影響で売り上げが大幅ダウンする中、新社長に就任。いかに事業を立て直したか。
A.従業員および顧客満足度の向上に努めた
私は二度、社長になっています。いずれも事業としてはどん底のタイミングだったかもしれません。
一度目は2016年。サンドイッチチェーンの日本サブウェイの社長に就任しました。当時、業績不振で店舗数は激減。フランチャイズ加盟店も社員も離れていきました。この頃、「仕事は何か」と聞かれると、「消防士」と答えていたくらいです。そのぐらい会社全体に火種が転がっていました。
業績が振るわない原因は、成長スピードに基盤づくりが追いついていないことにありました。そこでマーケティングやファイナンスなどの各部門にプロを配置して、チームづくりからやり直しました。投資をするなら人にお金をかけるのが一番だと考えたのです。そのうち徐々に光が差してきました。うれしかったのは、退社したメンバーが何人も戻ってきてくれたことです。彼らの力もあり、業績は次第に回復していきました。
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