全1600文字

こんな“困った社員”がいて頭が痛い……など、会社でよくあるトラブルを法律の専門家である弁護士が解決する。第3回のテーマは「採用」。「素晴らしい人材だ!」と飛びつく前に注意すべき点とは。

(写真=PIXTA)

「コロナ解雇」という言葉を目にすることが増えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で破産する企業が増加。企業が破産すれば、社員は当然解雇ということになる。それはいきなり言い渡されることが多い。そのため社員は、突然の解雇に驚きつつも、慌てて求職活動を始めることになる。

 一方、コロナ解雇は見方を変えると、採用に悩む中小企業にとって、人材確保のチャンスといえる。もっとも企業にとって人件費は最大の経費。コロナ禍で増員することへの不安もある。「人は欲しい。されど将来が分からない」という板挟みの中で採用活動を展開していることが多い。