「日経トップリーダー」9月号で掲載した給水給湯管メーカー、カワトT.P.C.(山口県岩国市)の記事に読者から大きな反響があった。「普通の社員」が自律的に考えて動くのはなぜか。稲盛和夫氏が考案した「アメーバ経営」に似ているが、管理だけをする管理職が1人もいない点は、少数精鋭の中小企業にフィットした組織形態と言える。川戸俊彦社長が長年かけて築き上げた独自の「管理職ゼロ経営」。社内で使われている管理シートと共に、その中身をつまびらかにする。

(写真/橋本正弘)
(写真/橋本正弘)
 手順1 
社内を5人前後のグループに分ける

 少人数のグループ単位で採算管理をすれば自律性が高まる──。これはアメーバ経営の基本思想だが、カワトの経営も同じだ。342人の従業員を約5人ずつ、全58グループに分けている。

グループ数は現在58ある
●グループ数と従業員数の内訳
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