水泳用品や介護用品、学校向け商品などの企画製造を手がける。創業時はゴム布製品を製造。近隣住民の声から大人用おむつカバーを初めて作った。部門と全社の状況を月次決算で見える化。新商品開発に全社員が取り組む。

水泳帽やプールバッグ、水着など水泳用品を長く手がけています。介護用品の開発も歴史があり、「介護」という言葉を考案したのは磯部成文会長なんですね。

三瓶:創業時はゴム引きの防水布を使ったおむつカバーなどを作っていました。たまたま近所に住む方から「お義父さんのために大人用を」と言われて大人用のおむつカバーを作ったのが介護用品の始まりです。
はっ水性や防水性のある素材などを使った多様な商品を提供しています。事業ごとの売り上げはどのような構成比率ですか。
三瓶:水泳関係が約8割、介護が1割、その他が1割くらいです。
水泳用品は競泳、フィットネス、学校関係と3つの柱がありますが、学校関係が大きく、7割ほどです。
コロナで商品開発を加速
水泳用品は特にコロナ禍で大きな影響を受けたそうですね。
三瓶:コロナ禍の最初の年は、まずフィットネスクラブの営業が中止になり、その後に量販店や百貨店のスポーツ用品売り場が閉まっていって、さらに学校の水泳の授業自体がなくなりました。
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