<span class="fontBold">みなみ・けいた</span><br />1985年石川県生まれ。米カリフォルニア大サンディエゴ校経済学部を卒業後、2009年に大和総研に入社。東京都内の外食企業などの勤務を経て13年1月に家業であるチャンピオンカレーに入社。16年10月から3代目の社長に就任(写真:山岸政仁)
みなみ・けいた
1985年石川県生まれ。米カリフォルニア大サンディエゴ校経済学部を卒業後、2009年に大和総研に入社。東京都内の外食企業などの勤務を経て13年1月に家業であるチャンピオンカレーに入社。16年10月から3代目の社長に就任(写真:山岸政仁)
『ホモ・ルーデンス』
著者:ホイジンガ
訳者:高橋英夫
出版社:中央公論新社
価格:1320円(10%税込み)

 今回は、20世紀初頭のオランダを代表する歴史学者ヨハン・ホイジンガが著した『ホモ・ルーデンス』を紹介します。

 私たち現生人類の生物学上の学名がホモ・サピエンスであることはご存じだと思います。“ホモ”は現生人類を含むヒト属全体を意味するラテン語です。これに私たちの種を特徴づける要素として「知恵のある」という意味の“サピエンス”が合わさり、全体で「知恵のあるヒト」という意味になります。つまり、現生人類の特徴は「知恵」と規定されているのです。

 これに対し、ホイジンガが採用する“ルーデンス”はラテン語で「遊び」を意味します。つまり『ホモ・ルーデンス』というタイトルは「遊ぶヒト」という意味になります。ここから読み取れる通り、本書が明らかにするのは、いかに私たち人間の社会や文化が「遊び」によって生まれ、展開されてきたかというものであり、「遊び」こそ、私たちの本質かもしれないという点です。

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