
1960年愛知県生まれ。83年名古屋大学工学部応用物理学科卒業。85年慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了後、父が創業した配電機器メーカー、日本高圧電気(愛知県大府市)に入社。米スタンフォード大学大学院留学などを経て、98年に社長就任(2019年に社長を退き、取締役)。04年中部化学機械製作所(現エアウィーヴ)を伯父から引き継ぎ、寝具の製造・販売に事業転換を果たす(写真/鈴木愛子)
Q. 伯父から引き継いだ機械メーカーを寝具メーカーへ事業転換するも、絶対の自信があった製品は鳴かず飛ばず。事業をいかに存続させたか。
A.寝具ではなく、睡眠の品質を提供した
先日、東京五輪の開会式、閉会式に参加してきました。開催にあたっていろいろな意見がありましたが、当社が大会のオフィシャル寝具パートナーを務めている以上、選手の方々に敬意を表し、堂々と行くべきだと考えたからです。
私どもは今回、選手村全室に1万8000床の寝具を提供しました。これは単に眠るためのものではなく、ベストパフォーマンスを発揮するための寝具だと私たちは考えています。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り2102文字 / 全文2391文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「日経トップリーダー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?