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エターナルアミューズメント(東京・千代田)はクレーンゲーム機を主力とする遊戯施設を運営してきた。遊戯機器のレンタルから始め、2012年頃には直営店運営にも乗り出して急拡大。しかし急ぎ過ぎた出店で不採算店が増え、資金繰りがつかなくなった。

エターナルの本社が入っていたビル(中央)

 「経営していて不安に感じ始める部分は、いわば病巣。初期の段階で解消する手を打つべきだったと痛感している」

 こう悔しさをにじませるのは、景品を釣り上げるクレーンゲーム機を主力とする遊戯施設を全国で展開していたエターナルアミューズメント(以下エターナル)の藤澤義仁社長だ。

直営店の積極展開で失敗
●エターナルアミューズメントの沿革

 97の直営店と683の契約店、合計780店を展開したエターナルは、2020年4月3日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約84億円。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府が緊急事態宣言の発令に踏み切る4日前のことだ。

 エターナルは07年設立と歴史が浅いものの、近年の勢いは目覚ましかった。15年5月期に14億6000万円だった売上高は、19年5月期には70億円に迫るまで拡大(帝国データバンク調べ)。4期で4.7倍の急激な成長だった。