コロナ禍で各企業の業績が苦しくなる中、気をつけなければならないのが、顧客の業績不振や倒産で債権が焦げつくことだ。これを防ぐためには、日ごろからの用心、備えが欠かせない。この特集では危ない会社の見分け方を整理し、不測の事態に陥りにくくする方法をお伝えする。


(写真/PIXTA)
(写真/PIXTA)
<特集全体の目次>
・コロナ禍の与信管理で、3日以内の催促をルール化
・朝礼で毎日入金を確認、すぐに対応して焦げつき防ぐ
・与信管理で「まさか」に陥らないためのノウハウ

 与信管理のポイントは、ルールを決めて明文化すること。新規客はもちろん、既存客にも目配りする必要がある。以下では新規客と既存客に分けて、危ない会社の見分け方を解説していく。

 新規客が怪しいかどうかを見極めるための入り口は、各種登記簿を押さえておくこと。具体的には、商業登記簿、不動産登記簿、動産譲渡登記簿、債権譲渡登記簿の4つを確認する。

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