今、中国の若者の間で「フライングディスク」(フリスビーとも呼ばれますが、この名称はワーム・オーの登録商標です)が大流行しています。SNSアプリ「Red(小紅書)」が発表した「2022年10大生活トレンド」によると、フライングディスク関連のコンテンツ発信量は前年比6倍増となり、関連商品の市場も急成長しているといいます。

フライングディスクは昔からありますが、今、なぜ、中国でブームが起きているのでしょうか。今回はその背景とビジネスチャンスについて見ていきます。
フライングディスクは1940年代に米国の大学生がパイ皿を投げて遊んだことが起源とされているスポーツです。正式な競技(アルティメット)は、サッカー場を使い、7人1チームに分かれて点数を競い合いますが、友人同士で遊ぶだけなら公園で十分。野球のキャッチボールと同様に、小さくて軽いフライングディスクを1枚用意するだけで楽しめます。
中国では2021年からフライングディスクのブームが加速し、今夏もその勢いは止まりません。きっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴うロックダウンです。
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