この連載ではM&Aに関わるトラブルを取り上げてきました。しかし、トラブルになりそうな案件にはそもそも手を出さなければいいのに、と疑問に思ったことはありませんか? 実はここに、M&Aでトラブルが起こる理由の1つがあります。

 身売りとか乗っ取りという言葉に代表されるように、もともとM&Aにはポジティブな印象がありませんでした。そのためM&Aの交渉は外に漏れないよう秘密保持を徹底して、信用の置けるごく限られた仲介会社や専門家を通して行うのが一般的でした。また「会社を売る」という後ろめたさもあって、売り手の数は買い手の数に比べて圧倒的に少なく、多く見積もっても10分の1以下だと言われています。このあたりの事情は今でも大きくは変わっていません。

 そのような貴重な売り手の情報ですから、多くの買い手にとっては、たくさんの売り情報を比較検討するなど夢のまた夢。仲介会社から紹介される案件は通常1件ずつですから、多くの場合、限られた買収のチャンスを生かすため、多少のリスクには目をつぶるという判断をせざるを得なかったのです。

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2/22ウェビナー開催、ウクライナ侵攻から1年、日本経済「窮乏化」を阻止せよ

 2022年2月24日――。ロシアがウクライナに侵攻したこの日、私たちは「歴史の歯車」が逆回転する光景を目にしました。それから約1年、国際政治と世界経済の秩序が音を立てて崩壊しつつあります。  日経ビジネスLIVEは2月22日(水)19時から、「ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済『窮乏化』を阻止せよ」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、みずほ証券エクイティ調査部の小林俊介チーフエコノミストです。世界秩序の転換が日本経済、そして企業経営にどんな影響を及ぼすのか。経済分析のプロが展望を語ります。視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。 

■開催日:2023年2月22日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済「窮乏化」を阻止せよ
■講師:小林俊介氏(みずほ証券エクイティ調査部チーフエコノミスト)
■モデレーター:森 永輔(日経ビジネスシニアエディター)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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