今月の調査マン
東京商工リサーチ 情報本部情報部課長 増田和史
2003年東京商工リサーチ入社。情報本部で15年以上、企業倒産の取材や分析に携わる

 6月に老子(おいご)製作所(富山県高岡市)が民事再生法を申請した。同社は寺院などの梵鐘(ぼんしょう)(釣り鐘)で、国内シェアの約70%を占める鋳物メーカーとして知られた。

 「広島 平和の鐘」に代表される数々の梵鐘や仏像、仏具を手がけ、創業は江戸中期という老舗企業でもあった。約400年の歴史を持つ地場の伝統工芸を脈々と受け継いできたが、近年は需要減に歯止めがかからず業績が低迷し、民事再生による再建を選択した。

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