
Q.創業家からバトンを引き継いで2年、食中毒事故が発生。危機的状況をいかに乗り越えたか。
A.組織改革に取り組み、商品開発体制を変えた
2018年、長野県にある店舗で食中毒が発生したという第一報には本当に驚きました。最終的に関東・甲信地域の19店を利用した28人に食中毒症状が見られることが明らかになりました。1972年の創業以来、最大の危機でした。
何より食中毒を発症されたお客様への対応が一番の優先事項です。同時に、二度とこうしたことが起きないよう事実関係を押さえるとともに、なぜこうした事態になったのかの究明に努めました。
ただ、入念に調査したものの、食中毒の原因となった菌が店舗などから検出されず、どこでどう付着したかが特定できませんでした。
であれば、可能性があるものを全部潰すほかありません。生鮮野菜の洗浄、除菌方法の強化など考え得る再発防止策を徹底的に講じました。
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