当座貸し越しという資金調達方法がある。昔からある仕組みだが、2020年頃から金融庁の方針転換が明確になり、中小企業も利用しやすくなった。一般的な資金調達である証書貸し付けと比較した際に、企業側に大きなデメリットはなく、運転資金の圧縮につながる。非常時には疑似資本金としても有用だ。中小企業の成長力や安定性を高める仕組みを紹介する。

(写真/PIXTA)
(写真/PIXTA)

 当座貸し越しという制度を知っているだろうか。金融機関が貸し出しをする4つの種類の1つだ。簡単に言うと、あらかじめ決めた範囲内の金額で、使い方も返済時期も自由な資金調達手法だ。

 残りの3つは、「手形割引」「手形貸し付け」「証書貸し付け」。どこの金融機関も貸し出し残高別で見て圧倒的に多いのは、証書貸し付けで当座貸し越しは少ない。それでも、金融機関の中には当座貸し越しが法人向け貸し出し残高の10%程度を占めるところもあるようだ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2817文字 / 全文3220文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「日経トップリーダー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

ウェビナー開催、「一生健康で飲むための『飲酒の科学』」

■開催日:2022年5月30日(月) 19:00~20:00(予定、開場はセミナー開始10分前から)
■テーマ:一生健康で飲むための『飲酒の科学』
 

■講師:肝臓専門医 浅部伸一氏/酒ジャーナリスト 葉石かおり氏
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員と日経Goodayの有料会員は無料で視聴できます(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください。


>>詳細・申し込みはこちらの記事をご覧ください。