売上高や利益を読み上げるだけの「数字の報告会」は、百害あって一利なし。メガネスーパー星﨑尚彦社長は「数字が語る裏側について担当者が仮説を立て、検証し、説明することにこそ意味がある」と説く。

今月の一句
数字が語るファクトを探せ


(写真:鈴木愛子)
(写真:鈴木愛子)

 会議などでよくある「売り上げがこれだけ上がりました」とか、「利益が上がりました」といった報告は、全く意味がないと思っています。そんなものは、グラフなどを見れば誰でも分かるからです。

 ビジネスの数字にどうしたら強くなれるのか。足し算、引き算、かけ算、割り算の四則演算ができれば、ビジネスの数字は分かります。ただ、大事なのは計算方法ではありません。

 例えば、出退店を決める場合、売り上げや利益だけを示されても、契約を更新したほうがいいのか、打ち切ったほうがいいのか、別の場所に移ったほうがいいのかは判断しかねます。

 仮に現状、売り上げと利益は上向きであっても、店の前を通る人の通行量が減少傾向にあったら、動線が変わってきている証拠なので、店を動かす必要があります。

 それこそ500メートル離れたところに新しく高速道路の入り口ができたとか、駅に横断通路が開通して南口と北口が行き来しやすくなった、エスカレーターができたといったことでも動線は変わり、通行量に変化が出ます。

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