(写真:鈴木愛子)
(写真:鈴木愛子)

 サイボクの創業者で仕事一筋だった父の口癖は「仕事は道楽、勉強は趣味だ」であった。出来の悪いボンクラ息子の僕は、それを言われるたびに「そんなこと言われたって、とても自分にはムリ……」と反発したものだ。

 一般に「道楽」というと、本業をそっちのけにして酒・色・賭け事などにふけることと思われている。ところが、よくよく辞書で調べてみると、元の意味は「人として守るべき道義や学問、技芸の道を会得して、人生を深く楽しむこと」とある。実は日本人は昔から“道”を求めて歩むのが大好きな“求道民族”なのだ。剣道・柔道・弓道・華道・茶道・香道・書道・歌道・舞道……とにかく数えきれないほど、たくさんある。

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稲盛和夫氏の書籍を続々刊行

■『経営12カ条 経営者として貫くべきこと

 実践のなかから生み出された経営の要諦である稲盛和夫氏の「経営12カ条」。その真髄をあますところなく語った書籍『経営12カ条 経営者として貫くべきこと』(稲盛和夫著、日経BP 日経新聞出版)がついに刊行。

 『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』に続く「稲盛経営3部作」、ここに完結。


■『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち

 稲盛和夫氏を師と仰ぐ経営者たちは、どのように稲盛氏の教えを学び、実践してきたのか。「経営者とはどんな人間であるべきか」という根源的な問いへの答えが、稲盛氏と、その門下生たちの言葉から見えてくる。

 稲盛氏の「究極のリーダーシップ論」を実例とともに解き明かした1冊が文庫『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち』(日経トップリーダー編、日経ビジネス人文庫)になって登場。