人材の確保は、中小企業にとって永遠の課題だ。もっとも、人材を採用しただけでは意味がない。定着させてこそ、中長期的な戦略も描ける。では、どうしたら効率よくミスマッチのない人材を採用し、かつ長く働いてもらえるのか。それを可能にした「仕組み」に焦点を当て、4つのケースを紹介する。

「50代の取締役から『TikTokをやりたい』と言われたときは驚いたが、面白そうだと思い、背中を押した」と話す井上直之社長
「50代の取締役から『TikTokをやりたい』と言われたときは驚いたが、面白そうだと思い、背中を押した」と話す井上直之社長
・Case1【間口ロジ関東】単発アルバイトから自社に合う人材を社員に採用
・Case2【サーバーワークス】前職の上司から仕事ぶりを聞く(8月17日公開)
・Case3【三陽工業】おじさんTikTokで会社の「素顔」を発信(8月18日公開)
・Case4【北の達人コーポレーション】得意なことだけしてもらう(8月18日 夕方公開)

Case3三陽工業

 Z世代(1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代)が使っている動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を活用し、社風にマッチする人材の確保、定着に役立てているのが、兵庫県明石市の三陽工業だ。

兵庫県明石市の本社(右)。研磨を主軸とした金属部品加工と製造派遣事業を手掛ける。従業員数約1500人、平均年齢は31歳
兵庫県明石市の本社(右)。研磨を主軸とした金属部品加工と製造派遣事業を手掛ける。従業員数約1500人、平均年齢は31歳

 アカウント名は「三陽工業公式おじさんTikTok」。21年2月にアカウントを開設し、現在のフォロワー数は5万7000人だ。

 毎日投稿される動画には、発案者である小杉義明人材戦略部長をはじめ、平均年齢57歳の男性社員4人が登場する。ベテランを起用したのは、若者中心のTikTokで目立つため。あえて意表を突いたわけだ。

 毎朝、広報グループが企画を提案。演者と相談し内容を決定、昼休みに撮影をしているという。

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稲盛和夫氏の書籍を続々刊行

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