人材の確保は、中小企業にとって永遠の課題だ。もっとも、人材を採用しただけでは意味がない。定着させてこそ、中長期的な戦略も描ける。では、どうしたら効率よくミスマッチのない人材を採用し、かつ長く働いてもらえるのか。それを可能にした「仕組み」に焦点を当て、4つのケースを紹介する。

(写真:PIXTA)
(写真:PIXTA)
・Case1【間口ロジ関東】単発アルバイトから自社に合う人材を社員に採用
・Case2【サーバーワークス】前職の上司から仕事ぶりを聞く(8月17日公開)
・Case3【三陽工業】会社の「素顔」を見せ、若者の関心を引く(8月18日公開)
・Case4【北の達人コーポレーション】得意なことだけしてもらう(8月18日 夕方公開)

Case1間口ロジ関東

 人材が定着しない原因の1つに、「入社前に聞いていた話と違う」「こんな会社のイメージではなかった」といったミスマッチがある。

 企業も応募者もお互いに合意して入社に至ったはずなのに、行き違いが生じてしまうのは、会社本来の姿が伝わっていないからだ。

 では、どうしたらミスマッチを防げるか。採用コンサルタントの谷出正直氏は「1日でもいいので、実際に会社で働いてもらうのが一番」と話す。

 応募者からすれば、入社後に自分がどんな仕事をするのかが具体的にイメージできるし、職場の雰囲気も分かる。

 企業側は「『こんなことができる』と面接で話していたが、一体どれくらいの力量か」を推量できるし、仕事への向き合い方の確認も可能だ。

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稲盛和夫氏の書籍を続々刊行

■『経営12カ条 経営者として貫くべきこと

 実践のなかから生み出された経営の要諦である稲盛和夫氏の「経営12カ条」。その真髄をあますところなく語った書籍『経営12カ条 経営者として貫くべきこと』(稲盛和夫著、日経BP 日経新聞出版)がついに刊行。

 『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』に続く「稲盛経営3部作」、ここに完結。


■『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち

 稲盛和夫氏を師と仰ぐ経営者たちは、どのように稲盛氏の教えを学び、実践してきたのか。「経営者とはどんな人間であるべきか」という根源的な問いへの答えが、稲盛氏と、その門下生たちの言葉から見えてくる。

 稲盛氏の「究極のリーダーシップ論」を実例とともに解き明かした1冊が文庫『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち』(日経トップリーダー編、日経ビジネス人文庫)になって登場。