小さな会社でよくあるトラブルを弁護士の島田直行氏が解決する。前回に続き、定年後の再雇用がテーマ。定年を迎えた社員に、引き続き戦力として気持ちよく働いてもらうためには、どうしたらよいか。

(写真:PIXTA)
(写真:PIXTA)

 前回、60歳定年後の再雇用拒否は原則違法であり、問題社員であっても、会社側から辞めさせることはかなりハードルが高いことを説明した。では定年を迎えた社員に、引き続き戦力として気持ちよく働いてもらうためには、どうしたらよいのか。

 まず取り組むべきは、再雇用の労働条件の提示だ。

 じっくり交渉するためにも、遅くとも定年の半年前には条件を提示する。定年間近になってから話し合うと、交渉時間が足りず、なし崩しに定年前の労働条件のまま雇用することになりかねない。

 再雇用においては、業務の目的を明確にしておくことが重要だ。経営者は、再雇用した社員にプレーヤーとしての能力よりも、後進の育成を期待することが多い。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1357文字 / 全文1761文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「日経トップリーダー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。