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居酒屋を運営するユサワフードシステムの湯澤剛社長は、コロナショックで休業を余儀なくされた。ピンチで役に立ったのは、これまで積み重ねてきた経験。「できること」と「できないこと」を分け、逆境を克服する。

 新型コロナウイルスの影響は居酒屋を経営する私たちの会社も直撃しました。3月は団体客のキャンセルが続出し、売上高は前年同月比で40%減。単月赤字転落です。4月はさらに深刻で同95%減。緊急事態宣言に伴い、客足はぱたりと止まり、やむなく全3店で一時休業を決めたのです。

 幸い手元資金で6月末まで持ちこたえられる状況でした。しかも無借金経営になっていましたから、冷静に考えれば、7月以降の資金について金融機関から融資を受けることも可能ではありました。とはいえ、先の見えない状況に当初はパニックになりかけました。

6月末までは全力投球すると決めて作った日めくりカレンダー

 そんなときに役立ったのが、40億円の借金を抱えて父の後を継いだ経験です。あのときは、とにかく5年間は全力で頑張ろうと決め、日めくりカレンダーを作成。1日過ぎるごとに「今日も何とか乗り切れた」とカウントダウンしながら、めくりました。

 そこで、今回も日めくりカレンダーを作り、6月末まではとにかく会社を潰さないように全力を尽くすことを決めました。