不動産ITを次々導入

 業務のデジタルシフトを進めたが、既存のアプリが適用できない業務が多かった。そこで「ないものは自社開発する」と決めた。

 自社開発に踏み切れたのには理由がある。クラスコは賃貸物件のリノベーションのノウハウを外部提供しており、12年から「リノッタ」というブランドでFC(フランチャイズ)を展開。商圏が競合しない全国の不動産会社とリノッタのネットワークができている。そこで自社の業務をITで効率化し、ネットワークのある他社にもサービスとして利用してもらうことで開発投資が回収できる。

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