半世紀ぶりに東京でオリンピックが開かれる。そこで今号では、アスリートのように心身を鍛える経営者たちを取り上げる。経営者が闘争心を失うと会社は傾く。メンタルとフィジカルを人一倍鍛え上げる経営者は企業業績も好調だ。あなたの闘争心は大丈夫ですか。

文/北方雅人、上岡 隆、尾越まり恵

(写真/菊池一郎)
(写真/菊池一郎)
・キックボクシング 元K-1小比類巻氏のジムに集まる社長たち
・筋トレ 確実性の高い筋トレが心を安定させる
・バスケットボール  IT系スタートアップ企業の経営者はバスケ好きが多い
・トライアスロン 「棄権したい…」自分の弱さに向き合う
岩井大輔(いわい・だいすけ)
ハルカホールディングス社長
1981年生まれ。2004年芝浦工業大学卒業後、帝国データバンクに入社。06年アトリエはるかに入社し、08年から社長。19年、65店舗・売上高30億円・従業員数450人となった組織を創業者に返上し、グループの成長を目指して会社をホールディングス化。ハルカホールディングス社長に就任
トライアスロン中の岩井社長。なぜ自分を限界まで追い込み、レースに出るのか。その答えは、「常に高い壁に向かって挑戦していたいから」だという
トライアスロン中の岩井社長。なぜ自分を限界まで追い込み、レースに出るのか。その答えは、「常に高い壁に向かって挑戦していたいから」だという

 全国でヘアメイクサロン「アトリエはるか」の運営などを手がけるハルカホールディングス(名古屋市)の岩井大輔社長がトライアスロンを始めたのは、およそ10年前。創業者の妻から社長交代して2年、会社は急成長中だった。

 「東京・有楽町に新規出店するタイミングで、たまたま隣に出店していた経営者に誘われたのがきっかけ。それまでは経営者のコミュニティーに所属したことがなく、今振り返ると、孤独な状態に限界を感じていたのだと思う」

 トライアスロンは水泳、自転車、長距離走を連続して行う競技。岩井社長は野球の経験はあったが水泳は未経験。「最初は息継ぎが1回しかできず、スポーツクラブで必死に練習した」と笑う。

 岩井社長が所属したのは、人気飲食店を多数展開する、ゼットンの創業者稲本健一氏や、雑貨チェーンFrancfranc(フランフラン)の創業者髙島郁夫社長らが立ち上げたトライアスロンチーム。偉大な先輩たちから学ぶことはとても多いという。

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