半世紀ぶりに東京でオリンピックが開かれる。そこで今号では、アスリートのように心身を鍛える経営者たちを取り上げる。経営者が闘争心を失うと会社は傾く。メンタルとフィジカルを人一倍鍛え上げる経営者は企業業績も好調だ。あなたの闘争心は大丈夫ですか。

文/北方雅人、上岡 隆、尾越まり恵

(写真/菊池一郎)
・キックボクシング 元K-1小比類巻氏のジムに集まる社長たち
・筋トレ 確実性の高い筋トレが心を安定させる(7月20日公開)
・バスケットボール IT系スタートアップ企業の経営者はバスケ好きが多い(7月21日公開)
・トライアスロン 「棄権したい…」自分の弱さに向き合う(7月26日公開)
守井嘉朗(もりい・よしろう)
ビック・ママ社長
1969年生まれ。東北学院大学を卒業後、保険代理店勤務。その後父が経営する守井加工所(現ビック・ママ)に入社し、93年社長就任。洋服補修サービス店を全国に約70店展開。保育事業や幼児教育事業なども手がけている
左が元K-1ファイターの小比類巻氏。中央が守井氏で、仕事仲間の経営者と一緒に。「経営者の性格がキックボクシングにも表れる」と小比類巻氏(写真/菊池一郎)

 世界的格闘技イベント「K-1」。そのトップファイターとして活躍した小比類巻(こひるいまき)貴之氏が経営するキックボクシングジム「小比類巻道場」が、東京・恵比寿にある。平日の夕方ともなれば45分間のパーソナルレッスンを受けるため、入れ代わり立ち代わりで男たちがやってくる。彼らは皆、経営者だ。

 そんな情報を寄せてくれたのが、「日経トップリーダー」5月号特集にも登場したビック・ママ(仙台市)の守井嘉朗社長。洋服のお直し店を展開する守井社長は毎週金曜、住まいのある仙台から東京に日帰りで小比類巻ジムに向かう。なぜ、遠路通うのか。

 「強くなるためです。会社は普段チームで動くが、ここぞというときには、社長が1人で勝負をかけなければいけない。自分に弱い面があると、そこで一歩前に出られない。強くなりたくて無心にキックとパンチを打ち込んでいる」

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