<span class="fontBold">ぬまた・しょうじ</span><br>神戸物産創業者、町おこしエネルギー会長兼社長。1954年兵庫県生まれ、兵庫県立高砂高校卒業後、三越に入社。81年食品スーパー創業。フランチャイズ方式で「業務スーパー」を全国展開し、外食事業や全国に20を超える食品工場も運営。2012年、長男博和氏に社長職を引き継ぎ、CEOとして博和氏とダブルトップで経営を行う。16年、日本が抱える問題である食料自給率アップ、エネルギー自給率アップを大義名分とした町おこしエネルギー(兵庫県加古川市)を設立する(写真:松田弘)
ぬまた・しょうじ
神戸物産創業者、町おこしエネルギー会長兼社長。1954年兵庫県生まれ、兵庫県立高砂高校卒業後、三越に入社。81年食品スーパー創業。フランチャイズ方式で「業務スーパー」を全国展開し、外食事業や全国に20を超える食品工場も運営。2012年、長男博和氏に社長職を引き継ぎ、CEOとして博和氏とダブルトップで経営を行う。16年、日本が抱える問題である食料自給率アップ、エネルギー自給率アップを大義名分とした町おこしエネルギー(兵庫県加古川市)を設立する(写真:松田弘)

 経営者の健康状態は、それ自体が事業リスクにつながります。大病を患えば事業継続が難しくなったり、上場企業であれば株価の下落を招いたりすることもあるでしょう。ですから、従業員の健康に気を配ることはもちろん、経営者自身の健康も軽視してはいけません。

 私は現在67歳ですが、50歳と60歳のときに2度、大病を患いました。50歳のときは甲状腺がん、それもステージ4を宣告されました。当時、神戸物産の経営は順調で、まさに上場を目指して慌ただしく動いていた矢先のことでした。

 あのときは精神的に大きなショックを受け、死も覚悟しましたが、長時間に及ぶ手術を経て生還しました。

 60歳のときは脳梗塞です。関西国際空港で飛行機に乗る前にふらっと来て、空港近くの病院に緊急搬送されました。右半身にまひがあり、手や足、顔面が1ミリも動きませんでした。

自分がいなくても平気な会社に

 どちらの病も基本的に、周りの人たちには黙っていました。不安にさせたくなかったからです。長期の海外出張に出かけていることにして、入院生活を過ごしました。

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