自らの「痛み」が次の柱に
創業者の大竹会長がつくってきたオフィス関連事業という土台の上に現在主力となりつつある月決め駐車場関連事業を打ち立てたのは、現在社長を務める増田知平氏だ。きっかけは増田社長の個人的な体験だった。
オフィス仲介の営業を担当していた増田氏は都内で月決め駐車場を探していた。「駐車場くらい簡単に見つかるだろう」と考えていたが、ネット上に検索サイトはなく、不動産会社に問い合わせても、「うちは扱っている件数が少ないので」と冷たくあしらわれた。歩いて見つけた看板の電話番号にかけても、「満車です」との返答。ようやく見つけた空きスペースがクルマのサイズに合うかを尋ねると、「自分でクルマを持ってきて確かめてください」と言われる始末だった。その後の契約手続きも煩雑で時間と手間がかかった。
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3/22ウェビナー開催、「強い『松下電器』は復活するか プロCIOが挑む巨艦パナソニックのDX」

日経ビジネスLIVEでは3月22日(水)19時から、パナソニックホールディングス(HD)の改革を最前線で率いる、玉置肇CIO(最高情報責任者)を講師に招いたウェビナーを開催します。テーマは「強い『松下電器』は復活するか プロCIOが挑む巨艦パナソニックのDX」です。玉置氏はファーストリテイリングやアクサ生命保険でもCIOとしてDXを推進した、国内有数の「プロCIO」として知られます。連結従業員数が24万人にのぼる巨大組織のDXをどのように進め、さらに今後どう改革しようとしているのかについて語っていただきます。ウェビナー後半では視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■日程:3月22日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:強い『松下電器』は復活するか プロCIOが挑む巨艦パナソニックのDX
■講師:玉置 肇氏(パナソニックホールディングス執行役員兼グループCIO)
■モデレーター:中山玲子(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
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