自らの「痛み」が次の柱に

 創業者の大竹会長がつくってきたオフィス関連事業という土台の上に現在主力となりつつある月決め駐車場関連事業を打ち立てたのは、現在社長を務める増田知平氏だ。きっかけは増田社長の個人的な体験だった。

 オフィス仲介の営業を担当していた増田氏は都内で月決め駐車場を探していた。「駐車場くらい簡単に見つかるだろう」と考えていたが、ネット上に検索サイトはなく、不動産会社に問い合わせても、「うちは扱っている件数が少ないので」と冷たくあしらわれた。歩いて見つけた看板の電話番号にかけても、「満車です」との返答。ようやく見つけた空きスペースがクルマのサイズに合うかを尋ねると、「自分でクルマを持ってきて確かめてください」と言われる始末だった。その後の契約手続きも煩雑で時間と手間がかかった。

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稲盛和夫氏の書籍を続々刊行

■『経営12カ条 経営者として貫くべきこと

 実践のなかから生み出された経営の要諦である稲盛和夫氏の「経営12カ条」。その真髄をあますところなく語った書籍『経営12カ条 経営者として貫くべきこと』(稲盛和夫著、日経BP 日経新聞出版)がついに刊行。

 『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』に続く「稲盛経営3部作」、ここに完結。


■『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち

 稲盛和夫氏を師と仰ぐ経営者たちは、どのように稲盛氏の教えを学び、実践してきたのか。「経営者とはどんな人間であるべきか」という根源的な問いへの答えが、稲盛氏と、その門下生たちの言葉から見えてくる。

 稲盛氏の「究極のリーダーシップ論」を実例とともに解き明かした1冊が文庫『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち』(日経トップリーダー編、日経ビジネス人文庫)になって登場。