緊急事態宣言の解除後も、在宅勤務や時差出勤が定着しそうだ。社員同士の交流が薄れ、会社と社員の距離が遠くなってきた。コロナで激変した会社の将来や、自分の生活の今後に不安を感じ、在宅勤務をしながら、転職活動に動き出す人も出ている。

 「ニューノーマル」と言われる、新しい働き方の時代、社員とコミュニケーションを深めるにはどうすべきかを探った。


<特集全体の目次>
・総論:「在宅増加による対話不足が“コロナ転職”招く
・コロナ後、1日の仕事のリズムはこうつくる
・新常態の社内コミュニケーション よくある悩みに答えます
・やるならとことん楽しく! ジャパネット流コミュニケーション術
・話しやすい仮想オフィスを、画像のない音声チャットで実現
・「在宅勤務で作業の進捗確認は不要」識学 安藤社長


愛着を高めるコミュニケーションだけでは仕事が進まない。社員のやる気を引き出して仕事を進める「ソフトな管理」も同時に必要だ。コンサルタントに新しい管理の形はどうあるべきかを聞いた。
在宅勤務で作業の進捗確認は不要
識学 ● 安藤広大社長
識学の安藤社長は1979年大阪府生まれ。早稲田大学卒業。NTTドコモなどを経て、15年に組織マネジメントコンサルティングの識学を設立(写真:菊池一郎)
識学の安藤社長は1979年大阪府生まれ。早稲田大学卒業。NTTドコモなどを経て、15年に組織マネジメントコンサルティングの識学を設立(写真:菊池一郎)

 「社員がなぜ会社に定着してくれるのか。それはこの会社にいると利益があると感じること。社長がいい人でコミュニケーションをたっぷり取ってくれるのも利益だが、何といっても一番の利益は自分が成長できることだ」

 組織マネジメントのコンサルティングを手がける識学の安藤広大社長はこう語る。

 安藤社長は「部下への仕事の指示・確認は最小限に抑え、仕事のプロセスは関係なく、必ず結果で評価する」という持論を持つ。

 進捗を細かくチェックしなくても、結果を出して成長したい社員は定期的に上司に対し報告・確認をしてくるので、作業途中で細かく作業の進捗を確認するコミュニケーションは不要と考えている。

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