急拡大した尿素水市場
嶋田:現在、中型以上のトラックなどディーゼル車は尿素水を入れないとエンジンをかけられません。尿素水はアクセル、ブレーキを踏むたびに消費され、ガソリンの5%くらいの需要があります。
もう1つ大きな需要先として、大型の発電設備があります。特に東日本大震災以降、電源がなくなると困る病院や冷凍冷蔵施設、温度管理が必要なビールや製薬会社などが一気に自家発電装置を付け始めました。その後、電力会社の値上げがあったこともあり、自家発電を常時電源として使う事業者も増えました。これらの発電機にも尿素水の使用が義務付けられています。
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