14億人を超える巨大な消費人口を擁して経済成長を続ける中国は、どこの国の企業にとっても魅力的に見えると思います。

 中国は鄧小平が敷いた改革開放路線以降、外資企業に対してさまざまな優遇政策を実施してきました。その結果、中国に進出する外資企業は年々増えています。

 私の周りにも、「中国に進出してみたいが、現地でどのように戦えばいいか分からない」と相談に来る経営者が少なくありません。進出した会社の中には、早々と撤退に追い込まれたところもあります。一体、何がいけなかったのか。そこで今回は、中国に進出した有名企業に焦点を当て、中国進出のコツや注意点を紹介します。

一貫性のあるコンセプト

 中国に進出して成功を収めている日本企業の1つに、生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画があります。進出は2005年と決して早くはありませんが、今では300店以上を展開するほど成長しました。

 成功要因の1つは「一貫性のあるコンセプトづくり」ではないでしょうか。良品計画が進出した時期の中国は、経済成長が著しく、消費者も急増した消費の選択肢に圧倒されていました。何を買うべきか、何にお金を使うかで、迷う人が多かったのです。

 こうした時期は、消費観と美意識が大きく揺れ動く転換期となることが多く、どのブランドも一過性のブームで終わってしまう傾向が見られました。

 そんな中で良品計画の、適切な価格で高品質、かつシンプルな美しさを持つ商品から生まれる「感じ良い暮らし」というブランドコンセプトは、中国でも消費者の心をつかみました。

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