『嫌われる勇気』の著者で、哲学者の岸見一郎氏がリーダーのあり方を説く連載の第40回。信頼されるリーダーになるために必要な要件とは。

 リーダーシップは一方的なことではなく、常に指導する者と指導される者とがいて、その関係は道徳的でなければならないと哲学者の三木清はいっています(「指導者論」『哲学ノート』所収)。

 指導する者と指導される者の関係において何よりも必要なのは、信頼と責任です。三木は信頼されるためにリーダーが備えなければならない道徳的資格として、次のものをあげています。

 まず、利己的でなく、全体のために計れることです。「利己的」というのは、「自己の金儲けや立身出世を考えること」です。自分の金儲けや立身出世しか考えないような人は組織にとって有害でしかありません。

 アドラーはIchgebundenheitが自分の創始した個人心理学の最大の攻撃点だといっています。

 Ichgebundenheitを私は「自己への執着」と訳しましたが、すべてを自分に結びつける(binden)ことです。

 アドラーは自分にしか向けられていない関心(self interest)を他者への関心(social interest)に変えなければならないと考えています。この「他者への関心」は、個人心理学の鍵概念である「共同体感覚」(Gemeinschaftsgefühl)の英語訳です。

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2/22ウェビナー開催、ウクライナ侵攻から1年、日本経済「窮乏化」を阻止せよ

 2022年2月24日――。ロシアがウクライナに侵攻したこの日、私たちは「歴史の歯車」が逆回転する光景を目にしました。それから約1年、国際政治と世界経済の秩序が音を立てて崩壊しつつあります。  日経ビジネスLIVEは2月22日(水)19時から、「ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済『窮乏化』を阻止せよ」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、みずほ証券エクイティ調査部の小林俊介チーフエコノミストです。世界秩序の転換が日本経済、そして企業経営にどんな影響を及ぼすのか。経済分析のプロが展望を語ります。視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。 

■開催日:2023年2月22日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済「窮乏化」を阻止せよ
■講師:小林俊介氏(みずほ証券エクイティ調査部チーフエコノミスト)
■モデレーター:森 永輔(日経ビジネスシニアエディター)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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