「古田土式・経営計画書」を武器に、多くの中小企業を顧客に抱える古田土会計の代表、古田圡満氏が、中小企業の社長が知っておくべき財務・経営の考え方を分かりやすく指南する連載。前回、その考え方を紹介した年間の「利益計画」の具体的な作り方を見ていきます。

(イラスト/高田真弓)
(イラスト/高田真弓)

 前回、経営計画は利益計画から作るべきであると紹介しました。今回は具体的な作り方を順に見ていきます。

 手順は簡単。来期の損益計算書(P/L)を下から順に埋めるように作ればいいのです。まず最初に、経常利益の欄に目標額を書き入れます。

 次は、営業外費用、営業外収益を決めていきます。営業外費用の欄には借入金の支払い利息を1年分入れます。営業外収益は、計画時点で発生することが分かっている額、それがなければ前年の実績値を使います。営業利益は「経常利益+営業外費用−営業外収益」で求められます。

 次に粗利益を求めるには、内部費用(販売管理費)を考えます。これは、(1)人件費、(2)未来費用、(3)一般経費、(4)減価償却費に分けて目標を設定します。経理担当者に「販管費の目標を作って」と頼むと、科目ごとに細かく金額を出してくることがありますが、社長の判断には4項目くらいがちょうどいいのです。

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