経営者としての手腕は、どこで差が出るのか。その1つが、情報収集能力ではないか。日ごろから情報感度を高め、さまざまな情報元にアクセスし、経営に必要な情報を蓄積していく。その上で、未来図を描き、そこから逆算して自社のシナリオをつくり、着々と準備を進めていく。これができる経営者は、変化の激しい時代でも、しっかり適応していける。本特集では、中小企業経営者がすべき情報収集の考え方や手法をまとめた。

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

<特集全体の目次>
・Part1 新規事業を成功させる、経営者の情報収集6つのステップ
Part2 調査のプロでも「登記簿から」が基本のキ 取引相手の情報収集
・Part3 「熱意」と「縁」を大切に 会いたい経営者にアプローチする方法
・Case 欲しい情報を労せず収集するコツ

 Part3 
人に会って話を聞く情報収集
「熱意」と「縁」を意識して会いたい相手にアプローチする

杉浦佳浩 氏
代表世話人社長
1963年生まれ。20代のときに2度の転職を経験。大手損害保険会社に二十数年勤務し、50歳のときに独立。現在数十社を超える会社で顧問として世話人役を務める。紹介のみで人に会い、オンラインを含めれば年間3000人以上の経営相談に乗り、人と人の縁をつなぐ(写真=藤岡清高)

 コロナ禍で「人と会って話をする」ということの大切さが改めて見直されている。雑談であっても、そこから得た気づきや視点が、新たなビジネスを生み出すきっかけになることは少なくない。経営者同士であれば、なおさらだ。

 会話から得られる情報は、ネットから得られる情報より、具体的で価値が高いことが多い。

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