新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。リーマン・ショックを超える経済危機をどう乗り越えるべきか、そして「アフターコロナ」で素早く回復するために、何を今準備しておくべきか。著名な経営者それぞれの「解」を聞いた。 


(写真/尾苗 清、宮田昌彦、鈴木愛子、森本勝義)
(写真/尾苗 清、宮田昌彦、鈴木愛子、森本勝義)
・アイリスオーヤマ 大山健太郎会長
・堀場製作所 堀場厚会長 兼グループCEO
・ダイヤ精機 諏訪貴子社長
・六花亭 小田豊亭主
・サイボウズ 青野慶久社長
・広島市信用組合 山本明弘理事長
・古田土会計 古田圡 満代表 MODコンサルティング 金子剛史社長
・解説:「コロナ後」の経営を描く3つの視点


効率一辺倒の経営を改めよ
アイリスオーヤマ 大山健太郎 会長

新型コロナウイルスの影響が長期化しています。

大山:3月まではサプライチェーンの問題でしたが、4月以降は世界で消費が消えました。2008年のリーマン・ショックは、金融崩壊でお金が回らなくなっただけ。オイルショック不況は需要先食いのリバウンド。今回はそれら以上に深刻で、世界の経済がストップしている。日本は戦後最悪の状況に直面していると思います。

 ざっくり言って2020年は消費が3割ダウンするのではないか。GDP(国内総生産)の6割が個人消費ですから、それが3割減ると、GDPは2割減ることになる。

 また、世界の国々が赤字国債を発行するとどうなるのかという点も気がかりです。世界規模となると、貨幣の価値そのものが問われてくるかもしれません。