「ここまで社員が会社に不満を持っていたとは……」
思わぬ現実を突きつけられて、ショックを受ける経営者。

新型コロナウイルス感染拡大による、従業員の健康面への影響が懸念されている。
強まる不安感、運動不足や食生活の乱れで起こる体調不良。
そこに日々の業務の負荷が積み重なる。
経営者が知らぬ間に、従業員はじわじわと追い詰められていく。
もっとこうしてほしい、ああしてほしいという従業員の心の声は経営者に届かない。

そんなときに有効なのは、組織(従業員)の状態を可視化することだ。
従業員満足度(ES)などを調査し、体調不良や離職につながる課題に手を打っていく。
調査結果には従業員の「状態」や「本音」が如実に出る。
それは大抵、経営者の認識とは大きくかけ離れた「思わず目をそらしたくなるもの」だったりする。
そんな経験をしながらも、働きやすい「健康的な職場」を目指して取り組んでいる企業もある。
今、まさに必要な「従業員ケア」についてのヒントを探っていく。


(写真/PIXTA)
(写真/PIXTA)
<特集全体の目次>
・なぜ社員はある日突然、静かに辞めていくのか?
・社員の〝笑顔レベル〟を知りたくて
・「離職率1%」の会社がしている社員ケアとは
・「社食」で気遣う気持ちが社員に届く



顔色が悪い社員を見かけることが増えた。そう思ったらすぐに手を打つべきだ。人間の基本的欲求を示したマズローの5段階説をベースにアプローチ法を考えたとき、効果的な1つの方法として「社食」が挙げられる。詳しく見ていこう。

<span class="fontBold">沢木恵太[さわき・けいた]CEO</span><br />1985年生まれ。中央大学卒業後、フランチャイズ支援および経営コンサルティング業を手がける企業に入社。新規事業開発に携わった後、ベンチャー企業に転じ、ゲームプロデューサーを務める。その後、教育テクノロジー関連ベンチャーの創業に参画。2012年にOKANを設立し、CEOに
沢木恵太[さわき・けいた]CEO
1985年生まれ。中央大学卒業後、フランチャイズ支援および経営コンサルティング業を手がける企業に入社。新規事業開発に携わった後、ベンチャー企業に転じ、ゲームプロデューサーを務める。その後、教育テクノロジー関連ベンチャーの創業に参画。2012年にOKANを設立し、CEOに

 感染の第4波が到来するなど、新型コロナの収束は一向に先が見えない。

 会社員は慣れない在宅勤務で自宅にこもりがちになり、仕事とプライベートをうまく切り替えられず、早朝深夜問わず働いてしまう人もいる。休みの日は外食や旅行を控える空気が流れ、リフレッシュもままならない。

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