多くの中小企業を顧客に抱える古田土会計の代表、古田圡満氏が、中小企業の社長が知っておくべき財務・経営の考え方を分かりやすく指南します。多くの中小企業の社長がB/Sを読めないのは、そもそもB/Sが何か理解しておらず、その見方も使い方も知らないからです。管理会計に役立てるB/Sの読み方を解説します。

 管理会計の目的は、十分に利益を上げ、長期的に会社の財務状態を良くすることです。つまり、貸借対照表(B/S)の現預金を増やし、自己資本比率を高めることが最終目標と言えます。

 ところが、一部の人を除き、多くの中小企業の社長がB/Sを読めません。理由は簡単です。そもそもB/Sが何か理解しておらず、その見方も使い方も知らないからです。

 B/Sが難しいのは事実ですが、理解してもらえないのは説明する側の責任でもあります。私にとってもB/Sの伝え方は長年の課題でした。実は最近になって、どう伝えればいいかが見えてきました。

 ポイントは3つです。1つはB/Sの捉え方。2つ目が増減と残高の一体理解。3つ目がキャッシュフロー計算書と併せ読む連携活用です。今回はその1つ目、B/Sの捉え方についてお話しします。

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