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「日経トップリーダー」2020年4月号の特集「コロナ危機下のBCP」から、事業継続を考えた取り組みを実践し、経営力強化に結びつけている企業の事例を紹介する。2社目は東京都瑞穂町で包装資材や緩衝材の設計・製造を手がける生出(おいづる)。共通の材料調達先を持つ7社と業務委託協定を結び、自社の工場が稼働できないときには代替生産を委託できる関係を築いている。(前回〈1〉はこちら

新型コロナウイルスの発生を受けて、感染予防対策を策定。2月中旬から実施してきた(写真/菊池一郎)
生出の概要

業 種:梱包材、緩衝材の設計・製造
設 立:1958年
売上高:12億円(2019年12月期)
従業員数:62人 (国内のみ)

 包装資材や緩衝材の設計・製造を手がける生出は、2月中旬から新型コロナウイルスの感染予防対策を始めた。

 まず、社内清掃時にドアノブ、テーブルなどの除菌を徹底した。

 社外との接触は極力避け、手洗いの励行などを要請。出勤前に体温をチェックしてもらい、37・5度以上の発熱がある場合は上司への報告を義務づけた。

 発熱があるなど社員に感染の懸念があれば3日目までは自宅待機を指示し、医療機関の受診を促す。希望すれば有給休暇の取得も可能とした。

多能工化を進める

 生出が2月にこうした対応を迅速に打てたのは、以前からBCPを作成していたからだ。