中堅・中小企業経営者が今読むべき新刊書籍4冊を紹介する。今月は、エイミー・C・エドモンドソン著『恐れのない組織』のほか3冊を取り上げる。

「従業員の沈黙」が組織をむしばむ

<span class="fontBold">『恐れのない組織』</span><br>著者:エイミー・C・エドモンドソン<br>出版社:英治出版<br>価格:2420円(税込)
『恐れのない組織』
著者:エイミー・C・エドモンドソン
出版社:英治出版
価格:2420円(税込)

 余計な発言で会社を追われた人は少なくないが、沈黙したために解雇された人はいない。だから従業員はリスクを冒してまで発言しない。それは「心理的安全性」が担保されていないからだ。

 心理的安全性とは「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」のこと。1999年にこの概念を提唱したのが、本書の著者、米ハーバード大学のエドモンドソン教授だ。

 職場環境に心理的安全性がある場合、ミスが迅速に報告され、すぐに修正される。風通しがよく、イノベーションにつながるかもしれない斬新なアイデアが共有される。

 実際、心理的安全性の高い組織が高いパフォーマンスを生むことは、20年にわたる研究で証明されているという。

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