若い起業家と家業のイノベーションを目指す後継者が全国から集まり、地域から全国、世界を目指すアイデアを競い合うイベント「スタ★アトピッチJapan 決勝大会」が開かれた。発表内容には、中小企業が新規事業を広げるアイデアが詰まっていた。

 資金調達を目指し、スタートアップが自社の技術やサービスの強みを数分でプレゼンする「ピッチイベント」はすっかり定着した。

 そうした多くのイベントと違う特色を持つ「第2回 スタ★アトピッチJapan 決勝大会」(主催:日本経済新聞社、協力:日経トップリーダー)が2月に開かれた。

 このイベントの目玉は、スタートアップに加え、跡継ぎが新規事業で家業を革新して成長を目指す「アトツギベンチャー」も登壇し、グランプリを競い合ったことだ。

 決勝大会進出17社の中でグランプリに輝いたのは、スタートアップのジグザグ(東京・渋谷)だ。

(写真/日本経済新聞社)

 「日本は、世界中の『欲しい』に応えられていない」と、仲里一義社長(上写真)は開口一番に訴えた。日本の商品が欲しくて海外から日本のEC(電子商取引)サイトにアクセスする外国人は多いが、申し込みにかな入力が必要だったり、決済や発送も海外からの購入に対応していなかったりして、ニーズに応えられていないと仲里社長は見る。日本のECサイトへのアクセスのうち2~8%は海外から。最大で5500億円を超える機会損失があると推計する。

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