食品メーカー向け産業機械の設計・製造・保守を手がける。取引エリアを車で1時間に限定、密接な「御用聞き」でものづくりの腕を磨いた。経験から生み出した独自商品がヒット。ネットの口コミをさらに商品開発につなげる。

鈴木豊(すずき・ゆたか) スズキ機工社長
鈴木豊(すずき・ゆたか) スズキ機工社長
1969年生まれ、千葉県松戸市出身。食品原料商社に勤務の後、父が創業したスズキ機工に97年に入社。それまでの一斗缶の製造機械事業から食品製造機械の事業に転換する。2011年、機械事業で得た知見から独自ブランド「ベルハンマー」シリーズを開発(写真/都築雅人)

食品メーカー向けの産業機械の設計・製造事業では、車で片道1時間以内の取引先企業に絞り込んで顧客接点を増やし、関係性を深めるという戦略を取ってきたそうですね。

鈴木:現在はさらに、車で片道30分以内くらいにまで絞られてきています。当社のある千葉県松戸市周辺は、土地代がそこそこ安くて大消費地に近いという、食品工場が集積する条件が整っています。

 エリアを絞り込むことで、少ない人数でも顧客を頻繁に訪問でき、要望や困り事をつかんでものづくりに生かすことができます。また、顧客の製造ラインで何かトラブルがあればいち早く駆けつけて対応できるため、製造ラインを長く止めずに済みます。

 現在、従業員数は17人。食品用の機械事業は、景気の影響はそれほど受けません。コロナ禍でも大きな変化はありませんでした。

スズキ機工の本社(千葉県松戸市)。自社ブランド、ベルハンマー商品の自動販売機も設置されている
スズキ機工の本社(千葉県松戸市)。自社ブランド、ベルハンマー商品の自動販売機も設置されている

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