中堅・中小企業経営者が今読むべき新刊書籍4冊を紹介する。今月は、柳瀬隆志、酒井真弓著 『なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか』のほか3冊を取り上げる。

成果の出やすいところから着手

『なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか』
『なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか』
著者:柳瀬隆志、酒井真弓/出版社:ダイヤモンド社/価格:1650円

 福岡県を中心に64店舗を展開するホームセンターのグッデイ(福岡市)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)先進企業として注目を集める。DX効果で、売上高はここ5年で25%ほど向上したという。

 柳瀬隆志社長が入社した2008年当時、社員は誰もメールアドレスを持たず、公式ウェブサイトもなかった。グッデイが変貌したのは7年前。15年にまずグループウエアの「Google Workspace」、続いてデータ分析ツールの「Tableau(タブロー)」を導入したことが転機になった。

 良かったのは、社内通達を紙からメールにするなど、成果の出やすいところから着手したことだ。発注や在庫管理などの基幹システムから始めると、膨大な時間と資金がかかる。その点、既製のITサービスを利用しただけだが、社員は便利さを実感した。

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文庫『経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち』

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