特集「『ガラス張り経営』の成功と失敗」で、公私混同の排除が成功の大前提だと分かった。私利私欲の大きさは報酬額の影響も受けやすい。中堅・中小企業の経営者やその周辺に取材すると、「報酬が一定の水準を超えると傲慢になっていく」という声を聞くことがある。「傲慢社長」が抱える経営リスクを検証。

(写真/PIXTA)
<特集全体の目次>
●怪文書が飛ぶ事態にまで深刻化 傲慢社長2人のリアルな告白
●開運商法に夢中になった傲慢社長の末路
●経営者が傲慢になる原因、“内なる甘え”に打ち勝つには?


 「報酬の金額とは別に、経営者としての姿勢にも問題がある」。取材を重ねると、こう指摘する声がよく聞かれる。傲慢になるのを防ぐため、経営者の内なる甘えとの戦いが終わることはない。

 中堅・中小企業は経営者の姿勢が業績にそのまま反映されやすい。それを考えれば、経営者の傲慢が会社を破滅に近づけるのは必然だろう。

 1978(昭和53)年以降、経営の悩み相談に電話やメールで応じる「倒産110番」の運営組織「八起会(やおきかい)」は、倒産は最終的には経営者が持つ心の甘さに起因し、傲慢も心の甘さが生み出したものとしている。

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