今月の調査マン
東京商工リサーチ 情報本部情報部課長 増田和史
2003年東京商工リサーチ入社。情報本部で15年以上、企業倒産の取材や分析に携わる
中途採用者の能力を誇張した「手土産」に注意(写真はイメージ)(写真:PIXTA)

 首都圏に本社を置く建設会社のA社。商業施設や戸建て住宅の新築工事などをメインに、中規模ながら地元エリアで実績を積み上げていたが、突然事業を停止して破産を申請した。従来開示していた経営内容は、急に行き詰まるものではなかった。不測の事態に取引先からも問い合わせが相次いだが、原因は意外なところにあった。

 A社の破産申立書によると、約1年前、営業部隊の管理職としてB氏を抜てき採用した。B氏は不動産デベロッパーなどに太い人脈があり、採用すればマンション工事などの大型案件を受注できるとのふれこみだった。

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