次のグラフのように、製造業の事業所数は大きく減っている。人口減少による国内市場縮小や、大手企業の生産拠点の閉鎖・海外移転などが重なり、国内に残る中小製造業は厳しい状況に直面している。

製造業は事業所の減少が続く
●製造業の事業所数推移
製造業は事業所の減少が続く<br><small> ●製造業の事業所数推移</small>
大まかに見ると、この30年ほどで製造業の事業所数はほぼ半減している。しかし、製造業への逆風が続く中でも、順調に利益を出し続ける中小企業がある。
出所:1981~2006年は事業所・企業統計調査、09~16年は経済センサスを基に編集部作成
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 では、中小製造業はこれからどのような手を打って生き残っていくべきなのか。

 それを探るため、本特集では本誌と東京商工リサーチとの共同調査により、中小製造業(資本金3億円以下または従業員300人以下)の中で直近5期の営業利益率によるランキングを作成した。

 その上位に入った企業を取材し、人口減が続く中でも高い利益率を維持するためにはどのような発想、視点による経営が必要なのかを探っていく。

 先ほど、ランキング上位の10社を紹介した。取材は上位30社に入った企業を対象にしている。いずれも直近5期の平均で20%を上回る営業利益率を出している。この数字は、営業利益率5〜10%をまず目指そうという中小企業経営のセオリーからすると“異常値”といえるほど高いかもしれない。

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