僕は昨年書籍を出した後、本コラムを執筆しながら3回目の起業(前の会社も成長中)をしましたが、常に「限られた時間をいかに効率的に過ごすか」という課題を感じていました。それは多くの経営者も一緒だと思います。

 そんな僕を支えてくれたのは、単位時間の生産性を最大化してくれる便利なサービスでした。

 そこで今回は中国で急増している、何かをしながら別のことを同時にする「ながら人間」(僕もそうです)をターゲットにしたサービスを紹介します。それらを中心に中国で勢いづく「ながら経済」をイメージしてもらえればと思っています。

「エレベーター」で採用

 運動や移動中、ただぼーっとするだけでは時間がもったいない。仕事も運動も頑張りたいし、プライベートも趣味も犠牲したくない。「○○をしながら××をしたい」というマルチタスクのニーズは誰しもあると思います。

 今の中国は若者を中心に、特にそのようなニーズが高まっていて、さまざまなアプリやツールを使って時間をフル活用するライフスタイルが流行しています。

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3/22ウェビナー開催、「強い『松下電器』は復活するか プロCIOが挑む巨艦パナソニックのDX」

 日経ビジネスLIVEでは3月22日(水)19時から、パナソニックホールディングス(HD)の改革を最前線で率いる、玉置肇CIO(最高情報責任者)を講師に招いたウェビナーを開催します。テーマは「強い『松下電器』は復活するか プロCIOが挑む巨艦パナソニックのDX」です。玉置氏はファーストリテイリングやアクサ生命保険でもCIOとしてDXを推進した、国内有数の「プロCIO」として知られます。連結従業員数が24万人にのぼる巨大組織のDXをどのように進め、さらに今後どう改革しようとしているのかについて語っていただきます。ウェビナー後半では視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。

■日程:3月22日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:強い『松下電器』は復活するか プロCIOが挑む巨艦パナソニックのDX
■講師:玉置 肇氏(パナソニックホールディングス執行役員兼グループCIO)
■モデレーター:中山玲子(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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