多くの中小企業を顧客に抱える古田土会計の代表、古田圡満氏が、中小企業の社長が知っておくべき財務・経営の考え方を分かりやすく指南します。毎月の経営状況の把握に不可欠な「月次決算」。ポイントを押さえれば難しいものではありません。
前回までは「月次決算」と、費用を変動費と固定費に二分した「変動損益計算書(変動P/L※)」の重要性について見てきました。どちらも、毎月の経営状況を把握して経営のかじ取りをする「管理会計」には不可欠の考え方です。
しかし、初めてお会いした社長に「月次決算をして管理会計をしましょう」と勧めると、ほとんどの人が「無理」と首を振ります。「年に1度の決算でも大変なのに、月次決算なんてとんでもない」「毎月の変動費と固定費を正確に出せるはずがない」などと思っている人が多いのです。
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