
神戸物産創業者、町おこしエネルギー会長兼社長。1954年兵庫県生まれ、兵庫県立高砂高校卒業後、三越に入社。81年食品スーパー創業。フランチャイズ方式で「業務スーパー」を全国展開し、外食事業や全国に20を超える食品工場も運営。2012年、長男博和氏に社長職を引き継ぎ、CEOとして博和氏とダブルトップで経営を行う。16年、日本が抱える問題である食料自給率アップ、エネルギー自給率アップを大義名分とした町おこしエネルギー(兵庫県加古川市)を設立する(写真:松田弘)
前回は、業務スーパーを創業する前に、中国に食品加工の工場を造り、約8年間、メーカーとしての力を蓄えた話をしました。目的は「自分だけの武器を持つ」ためで、それは技術力をつけることでした。
例えば、小売業であれば、効率的な独自の設備やシステムだったり、魅力的なオリジナル商品を持ったりすることです。
こうして業務スーパーは創業以来、“メーカーの目”で勝ち抜いてきました。それは、小売りの目でビジネスをしていたら、「泥仕合」になると分かっていたからです。
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