奥田修史(おくだ・なおふみ)
1971年長崎県生まれ。米ハワイ大学卒業。98年、創成館高等学校などを運営する奥田学園に就職。2003年、父の急死に伴い32歳で、奥田学園理事長に就任。05年から創成館高等学校校長も務める。13年に選抜高等学校野球大会に初出場。以降、春夏合わせて計6回出場。教職員数は99人、生徒数767人(写真:菅 敏一)

Q. 父の急逝で、破綻寸前の高校を引き継いだ3代目。荒れた底辺校を人気校へと変えた型破りな方法とは。

A. 校外まで付いて回り、生徒の善行を褒めた

春夏合わせ6回、甲子園出場を果たした創成館高校。奥田校長は背中に「校長」と刺繍されたユニホームを着用。炎天下のアルプススタンドで、メガホンを手に大きな声を張り上げ応援する

 私は、長崎県諫早市にある私立創成館高校という学校の校長をしています。部活動が盛んな学校で、野球部をはじめ、サッカー部や体操部、女子バレー部などが全国レベルで活躍しています。

 おかげさまで最近は人気校と呼ばれるようになり、志願者も増えました。一昨年、募集生徒数を30人増やして270人にしましたが、定員割れはしませんでした。

 ありがたいことに当校に注目してくださる方は多く、数多くのテレビ番組で取り上げられたり、経済産業省が視察に来たりしたこともあります。

 そんなふうに注目されるのは、私が教員免許もない教育界の異端児だからかもしれません。何より一番に、当校が十数年前まで人気校とは程遠い荒れた学校だったことが大きいでしょう。

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