事業の急拡大で手が回らない。自分が苦手な分野を誰かにサポートしてほしい。また、客観的な意見を言ってくれる人が欲しい──。こう考えたことのある中小企業の経営者は多いのではないだろうか。
「右腕」「ナンバー2」、古くは「番頭」。社長を支える人材の重要性が強調される例は多いが、そうした人に何を望むか、そもそも必要なのかどうかは、社長の経営スタイルや企業の状況により変わる。
日経トップリーダーは経営者および経営幹部層の読者に、社長を支える「右腕」的な存在についてアンケートを実施した(回答数44人)。その結果、7割弱が「(右腕と呼べる)存在がいる」と回答した。
そのうち約9割が「社員の中から育成した」「一緒に仕事をする中で補佐役を果たしてくれるようになった」のように社内で育成、または関係性を築いたという。少数だが「社外の複数の専門家に顧問になってもらった」と人材を社外に求めたケースもあった。一方で特定の人に頼るのがリスクと考える社長もいる。実際、信頼していたナンバー2に裏切られた、育てた人が辞めてしまった例もある。
社長を支える人の功罪や役どころを改めて考えた上で、専門家による育成のポイント、現役社長に自身のケースを聞いた。
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