採用余力がある中小企業にとって、今は人材の質と量を高める絶好の機会だ。しかし、言語化できない選別眼や直感に頼る採用手法は運を天に任せるようなもの。本特集では試験方法や情報開示の内容など、再現性の高い採用戦略を紹介する。

(写真/PIXTA)

<特集全体の目次>
●採用面接慣れしている学生に出し抜かれないためには?
●「粘り強く相手を説得できる」人材を見抜く採用手法とは?
●お手製の難問で、高度な数学力を持つ人材を選抜する理由
●営業先は保育園。子供への共感力や想像力を見極める面接とは
●部門利益から懇親会の頻度まで面接前に開示、8年間内定辞退ゼロ
●1次面接から社長と1対1で90分、社風を伝えて採用のミスマッチ防ぐ
●ネッツトヨタ南国 横田英毅相談役「逆境に立ち向かう力は人だけが持つ」


1次面接から社長と対面で90分、試験結果も雇用条件も事前開示
アップコン(川崎市)


(イラスト/PIXTA)

 地盤沈下を硬質ウレタンで改善するアップコン。社員数は50人程度だ。松藤展和(まつどうのぶかず)社長自ら1対1で社風を伝え、適性検査や学力試験の結果から雇用条件まで内定を出す前に開示する。内定前に情報公開を徹底することで入社後のミスマッチを防ぐと同時に、誠実な会社であると伝える。こうした採用の背景には、創業間もない頃に起きた大量退職がある。

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